休校から一週間経って思うこと(デジタル端末の取り扱いについての話)

※こんな、
誰もが経験したことがないような

子どもにとって
もちろん親にとっても
長い長い春休みだから…

いろいろと迷走した上で
行き着いた我が家の結論。それが

麻雀だったんだなぁ…
という話(いや、違うけど!)。
※※今回は親としての私の主観羅列です…

ただでさえ、
学校を離れて進級、進学など
環境が変わる前の
デリケートな時期。春休み。

それが
心構えなんてする時間も
思考も準備も整わないまま、

休校 という形で始まったのが
もう一週間前のこと。

給食費を納めた翌日から
自宅で三食ご飯が始まり、

我が子はもう
中学生と中学入学スタンバイ生なので
ご飯の心配はそれほど。

ただ、心配なのは
勉強ペース維持と体力低下。
そしてリアルコミュニケーション。

夏休みばりの長期休校 民間企業の取り組みに圧巻

感染者数の報告と合わせて
ここ一週間のニュースで目を引くのが

ネットを介した
勉強・娯楽ツールの無料解放。

授業がほぼ1ヶ月吹っ飛んだ
子供たちの就学支援として

塾や教室、教材販売会社など
さまざまな企業が
サービスを期間限定で無料解放しています。

この前向きな姿勢と企業努力、
親としてありがたい限りです。

ここに飛びつきたいパパママもいるはず。
でもね、

ちょっと待った!

そのタブレット、家でいつもどうやって使わせてます?

私が行うプログラミングワークショップで
毎回パパママにいうこと。
それは
「使うルールを作ってね
ルールはちゃんと守ろうね
パパママが いいよといったら
使おうね」


私が言えるのはここまで。
逆に言えば、
後のルール作りと管理は
パパママの手と意識に掛かっている!

ということです。

今回のように
オンライン塾や勉強アプリが
手に届くところまで来たとき、

はい!使って!
と、端末だけ渡してはいけないと思います。

これまで、
「うちの子YouTubeばっかりみるの」
「ゲームをなかなかやめられなくて」
といった様子が見られるお子さんに


これで勉強してね。
時間になったらログインして、
しっかり学習するのよ!

…と伝えても、
お子さん、お勉強して
その後タブレットから手を放せると
思いますか?
その前に、
時間になってオンライン塾に
約束通りにアクセスすると
思いますか?

我が家ではムリです!親留守中のオンライン学習


試しに我が子に聞いてみました。

私→「いろんな塾の動画授業か
無料で見られるけど、やる?」

娘→「やる!その方がやる気出そう。
面白そうやし」

私→「時間になったらアクセスして
終わったらスッとやめられる?
YouTubeみたくならん?」

娘→「……見るかも」

はい。却下。

その時間だけ見て、
後は見ない…なんてこと

子ども自身にコントロール出来るとは
思えません!

お仕事で親が家にいない家庭も
あるでしょう。

ちゃんとやってね。
…なんて、ムチャですよ!

ただ、親が近くにいて、
見守っていられるなら話は別。
あと、
プロバイダーによっては
アクセスポイントの時間制限が
できるプランもあるので、

ネット接続時間のコントロールは
上手く使えるかも知れません。

いや、幸か不幸か
うちの子に限っては

デジタル端末の
親セキュリティーから
抜け穴を探すのも上手い(汗)

(ケーブルテレビでネット接続し、
テレビ大画面でヒカキン見て
大笑いしてるし。

ネット時間きめてんじゃん!といえば
これテレビやし!と言い訳し、

再生履歴も残るけん、
何をどのくらいみたか分かるやん。
と言い放つ…
親のチェックレベルを知っている…)

テレビは持ち出せませんが、
3月3日からうちは、

旦那様が
タブレット10台と娘スマホを
職場に毎日持って行ってます!

親の留守中には触らせない。
これを貫くにはまず、

親が面倒くさがらずに
やって本気をみせるのが
効果的ですよ。

今こそ 親子ミュニケーションを楽しんでみましょう!


不用意な外出は控えられ、
外にでることすら

いいのかしら…と
どこか不安げな子どもたち。

友達とも遊びたいだろうし、
話をすること自体も少なくなる。

こんな時こそ、

家でなにをしたか
どんな宿題をして
何につまづいて
どうやったら解けるようになったか
お昼は残さず食べたか
昼にみた再放送テレビで
誰が出てどんな話題があったか
(昼にテレビみてる前提だけど)

具体的に事細かく
話をしてみましょう。

で、テレビゲームでも、
ボードゲームでも
親が一緒に遊びましょう!

ちなみに、
ここ一週間ほぼ毎日、

我が家は

家族でマリオカート
→麻雀
の流れで
子どもとの夜時間を過ごしています。
(中国内では規制されている集いですが)

「久しぶりに麻雀しようよ!」と
子どもからの誘いがきっかけですが、

自分の手積みだけでなく、
場を読み、相手のハイにも目配せし、
たまにカマかけて心理戦攻防し

あがれなくても、振り込んでも
すねない。次へ気分を切り替える。

誰かのキレイな手を見て、
こうすればいいんだと学ぶ。
素直に上がった喜びを共有する。


プログラミングでなくても
思考力、推測、
コツコツと作る経験や
出来る喜び、楽しさは

日常生活のいろんな場面に
あふれています。

目先を変え、
誉め方や語りかけ方を変えるだけで、
いいんだと思います。

最後に


前述したように、
オンライン塾や勉強アプリだけでなく、
いろんな分野の多くの企業が
子どもの今の現状に対して

前向きな支援をしてくれているように感じます。

一親の立場でみると
どれもありがたく素晴らしいものばかりです。

ただ、
そのサービスがあるからと言って
安直に「うちも」と乗っかるのではなく、
親が選んで、調べて
子どもにキチンと説明してあげることが
何より大事。

これまでに
プログラミング授業で
パソコンやタブレットを
当たり前のように使っていたか
それとも
全く使わずにきたのか

学校区単位、自治体の
IT格差や考え方の違いも
あらわになってきているように感じます。

まずは
我が家でそれが必要なのか。
をキチンと整理して、
家族で話し合って

そして
サービスにあやかる時は

これが当たり前じゃないこと
なぜ有料サービスが安く、また無料で
使えているのか
与えられることに対する感謝を

子どもと共有する事を
忘れてはいけないと思います。

…という
親としての独り言。
















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